期日内とはどのような意味でしょうか?また、期日内と期限内との違いは何でしょうか?
期日内とは、通常は、特定の日にちを期限とした場合における、「その日のうち」ということです。期日内と期限内は、起算点や期間が異なる点で違いがあります。

このページでは、契約書の担当者向けに、「期日内」の意味や「期間内」との違いについて解説しています。

「期日内」とは、一般に、「その日のうち」という意味になります。

この「期日内」は、法律用語ではなく、いわゆる「ビジネス用語」です。

このため、起算点の定義や解釈は人によって異なる可能性があるため、注意が必要です。

また、「期日内」と「期限内」の違いは、起算点、つまり「どの時点から計算するのか」という点や、期間の計算のしかたにあります。

このページでは、こうした「期日内」や「期限内」との違いについて、開業22年・400社以上の取引実績がある行政書士が、わかりやすく解説していきます。

このページでわかること
  • 期日内の一般的な定義。
  • 期限内の一般的な定義。
  • 期日内と期限内の違い。




期日内とは?

期日内=その日のうち

期日内とは、「その日のうち」という意味です。

通常は、「期日内に」や「期日内までに」というように、期限として使われることが多いです。

【意味・定義】期日内とは?

期日内とは、一般に、「その日のうち」を意味し、通常は、「期日内に」や「期日内までに」のように、その特定の日を期限とした使い方をする。

なお、「期日」とは、「特定の日」のことです。

【意味・定義】期日とは?

期日とは、特定の日のことをいう。

期日内=ビジネス用語

「期日内」は、「期日」とは異なり、法律用語ではなく、ビジネス用語として使われています。

このため、「期日内」は、その期日の何時何分までなのかは、必ずしも明確には決まっていません。

こうした事情があるため、契約書でも、「期日内」という表現は使いません。

ただし、民法上の個々の日は、午前0時00分から午後12時00分です。

ですので、「期日内」は、その期日の午前00時00分から午後12時00分直前までとなると考えられます。





期限内とは?

期限内=期限まで

期限内とは、一般に、「期限まで」と同義であり、「期限の最終時点まで」という意味になります。

【意味・定義】期限内とは?

期限内とは、「期限の最終時点まで」を意味し、「期限まで」と同じ意味として扱われる。

なお、期限は、ある特定の時点までのことを意味します。

【意味・定義】期限とは?

期限とは、特定の時点までのことをいう。

期限内=ビジネス用語

期日内と同じく、「期限内」は、「期限」とは異なり、法律用語ではなく、ビジネス用語として使われています。

このため、「期限内」は、その期限の何時何分までなのかは、必ずしも明確には決まっていません。

ただし、「期日内」とは異なり、「期限内」は、「期限まで」と同義であるため、契約書では、「期限まで」の意味で使われることもあります。

なお、期限についても、日付で指定した場合は、その期限の最終日の当日の午後12時00分直前までとなります。





「期日内」と「期限内」の違いは?

期日内と期限内の違いは、起算点と期間の計算にあります。

期日内の起算点はその日の午前00時00分であるのに対し、期限内の起算点は期限を定めた時点となります。

また、期日内の期間は、日にち、つまり特定の日だけで計算するのに対し、期限内の計算の仕方は、日にちだけでなく、時間、日、週、月、年などで定めることができます。

期日内と期限内の違い
期日内期間内
起算点その期日の午前00時00分期限を定めた時点
期間の計算日(午前00時00分から午後12時00分)のみ時間、日、週、月、年等の柔軟な設定ができる

この他、期日・期限につきましては、詳しくは、以下のページをご覧ください。

期日・期限とは?期日と期限の違いについても解説





「期日内」「期限内」に関するよくある質問

期日は当日を含みますか?
期日には、当日を含みます。
期限はその日の終わりまでですか?
日付で期限を定めた場合、その期限は、その日の午後12時00分となります。

「何日まで」「何日までに」は当日を含む?含まない?何時まで?

 

期限日とは当日も含むのか?
日付で期限を定めた場合、その日を含みます。